「人生は海であり、波がつきもの」
うつ夫とパニコの物語
私の夫は、22歳の時に「うつ病」と診断され、7年間も薬を飲んで闘病生活を送っていた。現在はうつ病を克服し普通に生活しているが、今も尚、不安定になることは度々ある。
そして、このブログを書いている私自身も、24歳のころに「パニック症状」を発症した経験がある。今は発作は無くなったものの、やはり度々襲ってくる不安感とつき合いながら生活している。
このブログでは、そんな二人が出会い、結婚し、生活する中での経験を、ゆるいイラストとともに綴ってみようと思う。
※ここでは、夫を「うつ夫」、妻を「パニコ」と呼んでいる。
うつ病は不幸だけじゃない
さて、「うつ病」とか「パニック障害」などと言うと、かなり深刻で不幸なでき事と感じる方も多いだろう。確かに、大変である(笑)
でも、ただ不幸なだけではなかったと、私は感じている。
「人の心の在り方」を考えるきっかけをもらい、様々な学びを得たことは、逆に幸運だったのかも。こんな機会が無ければ、何も考えずいたのかもしれない。
人生は海であり、波がつきもの
上のマンガで描いたように、「人生は海であり、波がつきもの」という考え方も、うつ病やパニック障害を経験してこそ、腹に落ちた考え方だ。
どうしても、人はいつも良い状態を目指してしまうものだ。
でも、悪い時に良い状態を目指すことこそ、苦しみの原因となる。
こんな自分じゃダメだ!と自分を否定してしまうから、辛くなってしまう。
大切なのは、「良い時もあれば悪い時もある」と考え、悪い時の自分もいかに認めてあげられるか、なのだろう。
人生には波がつきものなのだ。なぜなら、無常の世の中のなかで、様々な影響を受けているのだから。
だから、波を止めようと抗うよりも、その波とどう付き合うかを考える方が、賢明なのではないか。
良い時も、悪い時も
波に抗えば溺れてしまう。だったら、波に乗ってしまえばいい。
良い時も悪い時もあっていい。全部含めて自分なのだ。悪い時の自分も認めよう。
この考え方は、こころを楽にし、ポジティブにしてくれる考え方。
私たちにとって、うつ病やパニック障害が教えてくれた、人生の教訓である。