「今日の服決められない」
このブログを書こうと思った理由
このブログは、うつ病になった夫(うつ夫)とパニック障害になった妻(パニコ)の物語。
出会って10年、結婚して5年が経ち、今では、ほとんど治ったものの、それでも度々「うつうつ」や「不安感」が襲ってくることがある。
さて、なぜこのブログを書こうと思ったか、ここに記しておきたいと思う。
自分たちの認知行動療法として
ひとつは、自分たちの認知行動療法として、出来事を振り返るためである。
こうして客観的に自分たちの体験を描き、振り返ることで、その受け取り方が変わるかもしれないからだ。
上のマンガで描いたように、うつ夫は「うつうつ期」がやってくると、普通そんなことで悩む?と思ってしまうようなことで、悩んでいたり傷ついたりしてしまう。
当の本人にとっては、とても辛くて大悲劇なことなのだが、傍から見れば笑ってしまうような(ごめんなさい)ことも多い。
当人の感じ方と客観的な見え方には、ギャップがあるのだ。
このギャップに気づくことが、私たちにとってとても大切なのだ。
その際中は不幸体験でも、客観的に見れば大したことではないということに気づく。
辛くて不幸だと思っていた経験が、コミカルな思い出に変わっていく。
実際に、これを書くためにこれまでを振り返ってみたのだが、客観的に見るとふたりの姿はかなり滑稽であることに気づいた。
私自身もこれを通じて、客観的な目を養うことができればと思い、このブログを書くことを決心したのだ。
経験者だから伝えられることもある
もうひとつの理由は、私たちの経験を共有することで、誰かの役に立てればと思ったからだ。
一般的に「うつ病」や「パニック障害」とはこういうものだ、とされている症状はあるが、実際に経験した人にしか分からないこと、伝えられないこともきっとあるだろう。
また、一般的な症状に当てはまらなくて悩んでいる人たちもいるかもしれない。
ここで紹介する、うつ夫やパニコの性格や症状などが、何かヒントになれば幸いだ。また、書き手であるパニコ目線で、うつ病の人との接し方も記していきたいと思う。
私たちの経験が、少しでも今悩んでいる人たちの参考になればと願っている。
そんなこんなで、ゆるーい漫画とともに滑稽なふたりの姿を描いていこうと思うので、どうぞお付き合いください。