「あおりレジ待ち」
人混みや圧迫感が苦手。
パニコは20代でパニック障害になり、その後苦手になってしまったことが多々ある。
前回に引き続き、パニコの苦手なことについて書いていこうと思うので、どうぞお付き合いいただきたい。
パニコは、人混みや圧迫感のある場所がどうも苦手だ。
これも、広場恐怖症の症状のようだが、やはり窮屈さと窒息感を感じるのである。
そして、うつ夫も同様に人混みが苦手なため、私たち夫婦は祭りやイベントなど、人が集まる賑やかな場所には滅多に行けない(汗)
出かける場所と言えば、神社や公園などひっそりとした静かな場所ばかりである(笑)
「あおりレジ待ち」進んでないのに詰めてくる!
うつ夫とパニコは、休日のショッピングモールやスーパーも正直あまり得意ではない。
でも、そんなことばかりも言っていられない。どうしても買い物に行かなくてはならない時だってあるのだ。
そんな時は覚悟して出かけるのだが、その中でも最も苦手なのが、レジ待ちの圧迫だ。
本日の四コマで描いたように、レジ待ちの際、後ろの人がやたら近いことが結構ある。
皆さんも経験があるだろうか?
最近は「あおり運転」が問題になっていたが、身近にもよくあるのが「あおりレジ待ち」ではないだろうか(汗)
急いでいる人やちょっぴりせっかちな人が、後ろに並んだ時の圧迫感はたまらない。
進んでないのに徐々に詰めてくるし、左右から前を覗き込むように顔を覗かせてくる。
いくら前に詰めても、待ち時間は変わらない気がするが…(汗)
パニコにとって、この圧迫感がかなりのストレスなのだ。
人によって異なる。パーソナルスペースの領域
人にはそれぞれパーソナルスペースがある。
パーソナルスペースとは、「他人に立ち入られると不快に感じる領域」のことだ。
このパーソナルスペースは、人によって広さが異なると言われている。
パニコの場合は、かなり広めなのだと思う。特に、背後の気配に敏感だ。
だから、パニコにとって「あおりレジ待ち」は、パーソナルスペースの侵害に値する。
個人的な領域に踏み入れられた不快さと不安感でいっぱいになってしまうのである。
しかし、一方で後ろの人は、きっとパーソナルスペースが狭いのだろう。人と接近してもあまり気にならない人なのかもしれない。
そこには、人それぞれ価値観の違いがあるから、致し方ない部分もあるのだ(泣)
怒りや焦りは伝染する?
とは言え、この圧迫感から逃れられない状態である以上、耐え難いストレスである。
後ろの人が近いだけでなく、「イライラ」「せかせか」している時はなおさらだ(汗)
この「イライラ」や「せかせか」、すなわち「怒り」や「焦り」は伝染するのである。
只でさえ、パーソナルスペースに踏み込まれた不快感でいっぱいなので、パニコの心もたちまち「怒り」や「焦り」の感情で染まってしまう。
人は、まさに影響される生き物なのだ。
いちいち「反応しない」ことが大切なのだろう。
このような「あおりレジ待ち」の状態に陥ってしまった時、一体どうすればよいのか。
パニコが編み出した方法は、四コマでも描いた「必殺!前後開脚」である(笑)
しかし、これは僅かにスペースの確保はできるものの、あまり有効とは言えない(汗)
ささやかな抵抗という程度だ。
(足を開きすぎて、後ろの人とトラブルにならないようご注意を。)
いちばん良い方法は、やはりいちいち「反応しない」ことなのだろう。
先ほども触れたように、人は影響される生き物だ。
だからこそ、自分が影響を受け、心が反応していることに気づく必要がある。
そうでなければ、一瞬にして「焦り」や「怒り」、「不安」などの負の感情に呑み込まれてしまうだろう。
そして、呑み込まれてしまってからでは、なかなかコントロールが効かない。その時点で、すでに冷静では無いのだから。
逆に、もし心の反応に気づけたなら、余計な感情に巻き込まれずに済むかもしれない。
心の反応に気づくためには、こちらの一冊が大変参考になる。
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
- 作者: 草薙龍瞬
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
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この本を読んで、自分の心がこんなに反応しているんだということに気づかされた。
「反応しない」こと、パニコも心がけてはいるが、やはりなかなか難しいものである。
人の心はほんのちょっとしたことで、一変してしまう。
さっきまで穏やかに感じていた世界が、何かをきっかけに急に全員敵だと感じてしまうことだってある。
逆に言えば、どんより重たかった心が、何かをきっかけに、ぱぁっと一瞬にして晴れ渡っていくこともある。
つまりは、心の在り方次第だ。
心が反応しているだけなのだ。
分かってはいるけれど、やはり心のコントロールは難しい(汗)
「反応しない」こと、これは一生を通じてパニコの課題となりそうだ。
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