「ブッダのスマートな対応」
(この四コマはブッダのエピソードを基にパニコ独自の想像により描いています。)
ブッダから学ぶスマートな対応
いきなりだが、本日の四コマはブッダのあるエピソードを描かせていただいた。
このエピソードは『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』という著書に書かれていたもので、罵倒するバラモンに対するブッダのスマートな対応を示している。

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
- 作者: 草薙龍瞬
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 単行本
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ブッダはクシャトリヤ(武士)階級出身だが、悟りを開いて有名人となった。
そして、クシャトリヤより上の階級であるバラモン(司祭)からも、ブッダに弟子入りする者が増えていったのだそうだ。
そんな中、ブッダを良く思わないバラモンも現れる。ある日、ブッダに嫉妬を抱いたバラモンの1人が、ブッダを罵倒したのだった。
誹謗中傷を受けたブッダは、冷静にこう言った。
「もし、あなたの客人があなたのもてなした料理を食べなかったら、それは誰のものになりますか?」
バラモンは怒りのまま答えた。
「それは、当然全て自分のものになるに決まっている!」
ブッダは静かに言った。
「私はあなたがおっしゃった言葉をいただきません。どうぞすべてお持ち帰りください。」
…
パニコはこのエピソードがとても好きだ。
まさに「柔よく剛を制す」である。
大抵、相手の罵倒にカチンッときて売り言葉に買い言葉となるか、何も言い返せず悔しい思いをするか、というところだろうが、ブッダは見事に自分の心を乱さずして、相手に気づきを与えている。
なんとも素晴らしい!
「柔よく剛を制す」パニコの理想はおそらくここにある。もちろんそれが全てでは無いが、このようにサラリとかわしながら、相手に気づきを与えてしまう、そんな返しができたらスマートだなと思うのだ。(理想の理想ではあるが(汗))
ネットワークビジネス勧誘への対応を再考してみた。
さて、前回書いた「ネットワークビジネスの勧誘」についての記事だが、とてもたくさんのコメントをいただいた。(大変感謝いたしますm(__)m)
詳細はこちらの記事へ↓ ↓ ↓
皆さんからいただいたコメントにより、改めて同じような経験をしている人がたくさんいることを知ることができた。
そして、様々な対応の仕方を伝授していただき、興味深く読ませてもらいながら、自分なりに今回の勧誘の一件について再考することができたので、ここに記しておこうと思う。
この経験は、きっと次に役立つに違いない!せっかくなので、残念だった経験で終わらせず、学びに変えたいと思う(笑)
勧誘されやすい人の傾向
まず、第一に勧誘されやすい人には傾向があることが分かった。
- 古い友人、最近連絡を取ってない知り合い
- 話を聞いてくれそう、断れなそう、いい人そう
相手から見て、自分がこれに当てはまっていたら要注意だ。
古い友人、最近連絡を取っていない知り合い。これは、残念ながら、縁が切れても大丈夫な距離感の存在ということなのだ。(もちろん全てがそうではないが。)だから、勧誘対象に選ばれやすい(汗)
そして、話を聞いてくれそう、断れなそう、いい人そう。こういうタイプも勧誘対象に選ばれるようだ。理由は誘いやすいからだろう(笑)
パニコはまさにこういうタイプだ(汗)今回の件で自覚できたのは救いだ。今後気をつけなければならない。
パニコの対応の問題点①
次に、今回のパニコの対応の問題点は、2点ある。
1点は、会う目的を明確にしなかったことである。
せっかく事前のメールで違和感を覚えたのに、目的が曖昧なまま会う約束をしてしまったのは問題だった。
できれば事前に、何を話したいのか、勧誘目的なのかどうか確認しておくことが重要だ。そして、興味が無ければ、会わない選択をするのが賢明である。
「会って話さないと伝わらない。」この言葉にも注意が必要だろう。よくよく考えれば、そんなに大事な話を、最近疎遠な相手にしてくることは無いはずなのだ(汗)
だから、まず目的を明確にし、必要なければその時点で断るようにしたい。
会ってしまえば、時間も取られるうえに、不快な思いをしなければならないのだから。
パニコの対応の問題点②
もうひとつの問題点は、自分の気持ちを伝えずに終えてしまったことだ。
今回は自分の意思に従って断ることができたのだが、なぜかモヤモヤが残ってしまった。その理由は、「悲しかった」「残念だった」という気持ちを伝えられなかったことにある、と再考して気づいた。
パニコが「悲しかった」と感じたのは次の3つのことが原因だ。
・「大切な人」と言いながら勧誘したいだけだったという裏切り
・こちらの意向を確認せず一方的に話を進めようとしたこと
・断わったら、返事もなく切り捨て
おそらく、勧誘してきた友人は、何度もこういうことを繰り返し、周りが見えなくなっているのだ。罪悪感が薄れてしまっているのだと思う。
だから、ただ断っただけでは、彼女の心には届かないのだ(汗)
こういう行為をしたら、傷つくんですよ!ということに気づいてもらうためには、「悲しかった」気持ちを伝えなければならなかったのだ。
ネットワークビジネス勧誘への断り方
これらの気づきを基に、パニコなりに、友人からの勧誘への断り方を考えてみた。
まずは、「ネットワークビジネスに興味が無い」「好きではない」ことをはっきり示すことが重要だ。
そして、以下3つの場合の断り文句を考えた。(いただいたコメントも参考にさせてもらいました。)
・勧誘されそうになった時(メールや電話)
「以前、同じような誘いを断ったことがあるんだけど、それ以来その友人とは音信不通になってしまいました。あなたとは、そういう風にはなりたくないな。」
・しつこく勧誘された時(対面)
「あなたにとって、私はただの勧誘対象だったのかな?友人だと思っていたので、とても傷つきました。」
・勝手に話を進められた時(対面)
「こちらの意向を無視されて、とても悲しいです。今日あなたに会えるのを、本当に楽しみにしていたんですよ。」
これなら、相手の心に届く断り方になるだろうか。
自分の気持ちも乗せて伝えているため、きっとただ断るだけより、もやもやした気持ちを減らすことができるだろう。
今回、この一件を再考してみて、「自分の気持ち」というキーワードを拾うことができ、ほんの少し上手な対応方法の糸口が見えた気がする。
最初に紹介したブッダのエピソードのようにスマートにはいかないだろうが、少しでも、自分の納得のいく断り方ができるように、日々実践していきたいものだ。
次回こういうことがあったら、今回の考察を役立てたいと思う。
(コメントくださった皆さま本当にありがとうございました。)