「道を聞かれる」
うつ夫はよく道を聞かれる
我が夫、うつ夫は、なぜか知らない人からよく話しかけられる。
パニコもうつ夫と一緒にいると、そういう場面によく遭遇するのである。
うつ夫が街を歩けば、道を聞かれることは毎度お馴染みのこと。
四コマでも描いたが、旅行先の観光地でもよく道を聞かれる。こういう場合は、こちらも土地勘がないため、応えられないことも多い(汗)
しかし、どう見てもこちらも観光客の装いなのに、それでも道を尋ねてくるのは、やはり不思議である。
うつ夫は何か引き寄せているのだろうか?
最も驚いたのは、車の運転中(信号待ちで停車している時)に道を聞かれた時である。わざわざ車道に出て、運転席のうつ夫のところまで歩み寄って、道を尋ねてきたおばあちゃん。よっぽど困っていたのだろうか?でも、危険なのでやめてほしい(汗)
他にも停車中の自動車があったのだが、そんなにうつ夫に聞きたかったのか、今でも謎である。
お喋りおばあちゃん、教えたがりおじさん。
知らない人に話しかけられるのは、道を聞かれるだけではない。
少し前は、旅行先で「写真お願いできますか」も多かった。(最近は自撮り棒のお陰で(?)減ってきたが。)
また、気がつくと知らないおばあちゃんとうつ夫がお喋りをしていることもあるし(笑)、なぜか知らないおじさんの案内や説明を受けることもよくあるのだ(笑)
世の中には、「お喋りおばあちゃん」や「教えたがりのおじさん」が多いようだ。そして、そういう人たちに選ばれやすいのがうつ夫である。
「教えたがりのおじさん」と言えば、思い出すのはこんな人たち。
- 神社で参拝の仕方を丁寧に教えてくれた、旅行中のおじさん。
- 登山中に、その山の植物や歴史を教えてくれたおじさん。
- 観光地で駅の地図を眺めていたら、すすんで道案内してくれたおじさん。
教えたがりだけど、みんないい方たちだった(笑)
話しかけられやすい人の特徴
でも、どうして、うつ夫は知らない人から話しかけられるのか?
うつ夫の見た目は、派手ではないので、そんなに目立つタイプではない。
おそらく、話しかける側も無意識的に人選しているはずだ。
そこで、パニコが勝手に、「話しかけられやすい特徴」を分析してみた。
- 穏やかな雰囲気
- 落ち着いたファッション
- 行動が丁寧
- 手荷物が少ない
- 姿勢が良い
1.穏やかな雰囲気
やはり、一番はうつ夫の醸し出す雰囲気が穏やかだからだろう。俗にいう「いい人」感が漂っている。表情も穏やかだし、話を聞いてくれそうな柔らかさを感じられるのだ。
不思議なもので、人は全く知らなくても、その人から出ている雰囲気を何となく感じることができる。だから、話しかけても無害そうな人(笑)を一瞬で選んでいるはずだ。
話を聞いてくれそう、答えてくれそう、優しそう。
それが最も選ばれる理由だと思う。
2.落ち着いたファッション
ファッションもきっと関係しているだろう。
うつ夫は、ユニクロとか無印とかシンプルなプチプラファッションが多い。
パニコ的には、すごくオシャレな人や派手な服装な人は、目立つけれど話しかけにくい気がする。
そう思うと、話しかけるならきっと落ち着いたファッションの人を選ぶだろう。
3.行動が丁寧
うつ夫は、行動がゆっくり丁寧である。これも話しかけられる特徴だと思う。
急いでいる人に話しかけられないのはもちろんだが、動作が雑だったり荒っぽかったりする人には、話しかけにくい(汗)
また、うつ夫は何か作業をする時は、必ず一旦立ち止まって壁際によける。彼の中で人の動線を邪魔してはならないという徹底したマナーがあるのだ。だから、歩きスマホはもっての外。こうした丁寧さも話しかけられる所以なのだろう。
4.手荷物が少ない
手荷物が少ない人というのも、もしかすると選ばれる特徴なのかもしれない。
荷物をたくさん抱えている人は、何となく余裕がなさそうに感じる。そう思うと、話しかけたら悪いかな…という気持ちが生まれる。
逆に、うつ夫のように、手荷物が少ない(もしくは軽そうに荷物を持っている)人は、身軽そうでゆとりを感じられるので、話しかけやすいように思う。
5.姿勢が良い
うつ夫は、とても姿勢が良い。背筋がスッと伸びてスマートに歩いている。
姿勢が良いのは、きっと周りから見たら好印象だ。姿勢が悪いより、良い方が清潔感も感じられるし、誠実そうな印象も受ける。
これもきっと、話しかける理由なのだろう。
以上、パニコの分析では、ざらっとこのような特徴が考えられた。
人の見た目が与える影響は大きい
そう考えると、人が知らず知らず周りに与えている印象は大きな影響力があるのだな、とつくづく感じるのである。
人は見た目が9割とも言われるが、確かに、パニコも人の見た目で勝手にどんな人か判断してしまっているところがある(汗)
つまり、見た目や第一印象はそれだけ重要なのだ。
もちろん、見た目が全てでは無いけれど、何か自分の印象付けをしたい時は、やはり見た目の演出を上手に使うことも一つの手段である。
一期一会。知らない人に話しかけるのも悪くない。
しかしながら、うつ夫のお陰で思わぬ出会いを得られることは、案外おもしろいものだ。知らない人に話しかけられるのも悪くないな、とパニコは思う。
道を聞かれるのも、お喋りなおばあちゃんも、教えたがりのおじさんも、みんな一期一会。こうした出会いの後は、決まって何だかほっこりした気分になるのだ。
知らない人とのつかの間の出会いにちょっぴり楽しみを覚え、今後も期待してしまうパニコなのであった。