「幸せってなんだろう。」
この疑問は、多くの人が人生で一度は考えるだろう。
もちろん、これには正解なんてなくて、「幸せの定義」はきっと一人ひとり違うはずだ。それに、時とともに、その定義も変化していくだろう。
今日は、パニコが今の時点で考える「幸せの定義」についてシェアしたいと思う。
この定義は、パニコ自身のパニック障害や夫のうつ病経験を通して、心の在り方について考えてきた結果、生まれたものだ。
パニコの今考える「幸せの定義」とは、「自分を信頼している」ことである。
以前のパニコは、自分を信頼することが全くと言っていいほどできなかった。
なぜかと言うと、いつも他人の評価ばかりを気にしていたからだ。
他人からどう見られているか、パニコの頭の中はそのことでいっぱいだったのである(汗)
いわゆる、「他人軸」だったのだ。
そのため、当時はいつも不安がつきまとい、心が満たされることがなかった。
さらに問題なのは、自分でこのことに気付いていなかったことである(汗)
自分では一生懸命やっているつもり…
なのに上手くいかない。満たされない。
そんなモヤモヤした気持ちがいつも心の中に存在していた。
それもそのはず。
だって、いつも他人に認められるために行動しているのだから、心と行動がチグハグなのだ。
パニコにとって、自分の価値を決めているのは、自分ではなく他人の目だった。
たとえ誰かに高く評価された時があったとしても、それは一時的なものであって永遠ではない。今度は評価が下がることを恐れ、不安が押し寄せるというありさま…。
評価を下げないために、相手に気に入られるために、無理してがんばる…当時はそんな風に過ごしていた。
これでは、いつまでたっても満たされることがないのは当然だ。
自分の心が完全に無視されていたのだから。
心の病を経験し、はじめて、自分の心を見つめることをした。
そして、パニコはやっと「他人軸」になっている自分の心の癖に気づいたのである。
(当たり前になっている心の癖に気づくのは、至難の業だったが…(汗))
そこから、少しずつ、心の軸を他人から自分へと移す心掛けをした。
まずは、自分の承認欲に気づくことからはじめ、人から認められる前に「自分で自分を認める」ように努めたのだ。
自分を認めるために、心がけたのは次の3つのことだ。
・自分のダメな部分ばかりではなく、今できていることに目を向けること
・結果だけでなく、プロセスも考慮すること
・自分の「やりたい」「やりたくない」を大切にすること
これら3つのことを心がけながら、少しずつ心の癖を修正していった結果、以前よりも「自分軸」で過ごせるようになっていった。
もちろん、完璧ではないので、今でも他人の評価が気になってしまうこともある。しかしその度に、自分に軸を戻そうとする心の働きが生まれてきたように感じる。
そして、「自分軸」でいれている時は「心が満たされている」ということを身をもって体験することができたのである。
これはパニコにとってスゴイ体験だった。
自分を信頼してる時って、本当に幸せだなっと思うのだ。
誰かに認められなくても、自分で認めていれば、失敗したって受け入れられる。精いっぱいやっている自分をちゃんと知っているから、自分の未来を応援することができるのだ。
それに、自分の心に従っているから、心と行動が一致している。
いつも外に求めていた幸せは、自分の内側にあったという訳だ!
本当に人の心は不思議なもので、その在り方ひとつで不幸にも幸せにもなってしまう。
それならば、幸せな心の在り方を選択したいものである。
何度もこのブログで触れてきたように、やはり、心の病という経験は悪いことばかりではない。
「自分軸で生きる」という、今後の人生にもきっと役立つ大切な学びを得ることができたのだ。