なぜか、批判の的になりやすい。
我が夫、うつ夫は、長年悩んできたことがある(汗)
それは、コミュニケーションだ。特に、集団でのコミュニケーションが苦手である。
うつ夫が集団に入ると、どういう訳か「うつ夫 対 複数人」の構図ができあがり、批判の的になってしまうのだった。
「それは違うよ!」「あなたは分かってない」
そんな言葉を浴びせられ、なかなかうつ夫の意見には、耳を傾けてもらえないのである。
なぜそうなってしまうのか…、うつ夫本人もわからないまま、ずっと頭を抱えてきた。
そして、そういうことの積み重ねが、うつ病のきっかけにもなってしまったのである(汗)
うつ夫は、人と観点が違う!?
この数年、うつ病をきっかけに自分と向き合ってきた結果、分かったことがある。
彼はどうやら、人と観点が違うようだ。
もっと言えば、「別の観点で考えてみる」というのが、彼の思考スタイルとも言える。
様々な角度から物事を見た方が、多様な発見があっておもしろいし、理解が深まっていく。
だから、「別の角度から考えてみるとどうなんだろう?」「他に捉え方は無いのかな?」などと、あれこれ思考を巡らせてみる。
そして、うつ夫はそこに面白さを感じているようなのだ!
こうした思考スタイルのため、うつ夫は他人と違う意見を言ってしまうことがある。
これが、批判の的になってしまう原因なのだろう(汗)
このような観点の違う意見は、大抵「的外れ」と捉えられ、残念ながら集団では受け入れられにくい。
それに、複数人で物事を考える場合、多くの人は、意見の一致を望む。その方が、話がスムーズなのだ。
だから、うつ夫のような異なる意見を言う人は、場を乱す存在として、批判の対象になってしまうのだった。集団にとって、うつ夫はこじらせ屋なのだ(汗)
角度を変えて物事を見れば、可能性が広がっていく
確かに、一つの枠組みで物事を捉えようとすると、うつ夫の意見は的外れかもしれない。
しかし、彼のように、「様々な角度から考えてみる」という思考スタイルも、時には必要なのではないだろうか。
実際に、パニコはうつ夫と過ごすことで、視野が広がったなぁ、と思う事がたくさんあるのだ。うつ夫は、自分では全く見えていない部分に、光を当ててくれる。
彼は、何かを決める時、決して一つの選択肢で決めることはない。思いつく限りの選択肢を並べて、あれこれ検討する時間が欠かせないのだ。
そうして、色々な可能性を想定することで、納得のいく選択ができる。
(そのせいで、旅行先や電化製品の購入を決定するのに、相当な時間がかかるのは、ちょっと考え物だが…(笑))
そのおかげで、思ってもみない事に巡り合うことがあるのだ!パニコだけの考えでは、決して巡り合うことがなかっただろう事に。
自分の見えている側面だけで、ささっと物事を取り決めてしまえば、それはとてもスムーズである。
でも、それだけでは、視野が広がることはきっとないだろうし、考えが固執してしまう可能性だってあるのだ(汗)
うつ夫のように、角度を変えて、様々な側面から物事を見ようとする姿勢は、案外、大切な事なのかもしれない。
そういう意味でも、うつ夫の声が、少しでもみんなに届くようになれば幸いだな、と思うのだ。
うつ夫の密かな試み「伝え方を工夫する」
うつ病闘病を経て、うつ夫は少し進化した。
批判の的になってしまうことに対して、ずっと悲観的だったのだが、最近は、コミュニケーションにおいて、密かな試みをはじめたのだ!
この数年間、考え、学んできたことで、自分の意見に耳を傾けてもらうためには、「伝え方を工夫する」必要があると、うつ夫は気づいたのである。
それを、今、彼なりに実践しようとしている。
そして、少しずつではあるが、それは芽を出しはじめているのだ。
これは、うつ夫の新たなミッションのはじまりだ!(笑)
このあたりの話は、また、「うつ夫のその後」として、記事にしていこうと思ってい
る。