先日、ある知人から、こんなことを言われた。
「パニコさん、子どもが産まれたらなかなか自由に遊びに行けなくなるよ。今のうちに、旅行でも行ってきたら?」と。
そういえば、コロナ禍での妊娠というのもあり、周りから心配されることが多く、何となく旅行に行くことには、少しためらいがあった(汗)
でも、この知人の言葉を聞いて、「確かに、もうしばらくは旅行には行けないな。」と感じると同時に、「夫婦二人で出かけることも、しばらくは無くなってしまうのだな。」という思いが生まれたのだった。
そこで、思い切って、うつ夫と二人で行く旅納めとして、旅行に出かけよう!ということになった。
とは言っても、やはり体調のことやコロナのこともあるので(汗)、車で2時間程度で行ける場所へのプチ旅行である。そこには、以前から泊まってみたいね!と話していた絶景が見える宿があり、うつ夫が早速手配してくれたのだ。
ありがたいことに、今は「Go to キャンペーン」の割引が活用できたので(これには賛否両論あるようだが)、かなりお手頃価格で宿泊でき、それも今回背中を押してくれた要因の一つとなった。
また、不思議なことに、雨予報だった天気も全く崩れることなく、青空を見せてくれ、天候にも恵まれた旅となったのだった。
夫婦二人の旅納め。
かなり弾丸旅行ではあったが、とてもいい時間を過ごすことができた。
特に、観光地やレジャー施設を巡る訳でもなく、ただ宿までドライブして一泊するというシンプルな旅行。
したことと言えば、宿近辺の遊歩道をぶらりと散歩したこと、美味しい食事をいただいたこと、宿から見える絶景を楽しんだこと。
あとは、久しぶりに満天の星を眺めたり、うつ夫とあれこれおしゃべりをしたりと、本当にまったりのんびりした時間を過ごした。
ゴージャスな旅行とは言えないけれど、パニコには本当に贅沢な一時だった。
旅行に行くことには、正直躊躇もあったけど、行ってみて正解だったと思う。
やっぱり、旅行はいいものである。
人はどうして、旅に出かけたくなるのだろう?
こうした、いつもと違う環境や時間、すなわち、脱日常を与えてくれる旅は、人にとって案外必要なことなのかもしれない。
気分のリフレッシュになるのはもちろん、いったん日常を手放すことで、気づきがあったり、再び日常へのモチベーションが上がったり。
それに、環境がちょっと違うことで、パートナーといつもより深い話ができたりもする。
それは、日常を潤わせてくれる、ちょっとしたエッセンスなのかもしれない。
ちなみに、うつ夫に「なぜ人は旅に出たくなるの?」と聞いてみた。
すると、「そこに、道(未知)があるからだよ!」なんてカッコイイことを言っていた(笑)
それにしても、急に決めた旅だったが、今回旅行を計画し、運転して連れて行ってくれたうつ夫には、本当に感謝である。
しばらくはお預けになるけれど、また時期が来たら、たくさん旅に出かけたい。
今度は、家族が一人増えて、また新しい形の旅が待っている。
子どもがいる旅は、行き先の選択肢も広がるだろうし、色んなハプニングもありそうで(汗)、それはそれできっと楽しいだろう。
まったりのんびりな二人旅は、老後のお楽しみにして、これからしばらくは、子どもと一緒だからできる旅を満喫できたらいいなと、想像を膨らませるパニコであった。